診療現場からの報告

男性精器の諸問題「様々な包茎がなぜ生まれたか」

男性の亀頭と女性のクリトリスは、発生学的にみれば同じものです。胎児初期の段階では、男女いずれにも陰茎となる部位はありますが、成長するにしたがって男女おのおのの性器のカタチへと変化していきます。生後、女性では、陰核と陰核亀頭(クリトリス)を陰核包皮が覆った状態となっています。性的に興奮すると陰核が勃起し、陰核亀頭を覆う陰核包皮が剥けて、陰核亀頭が露出します。陰核亀頭が露出することで性的に外的刺激をより受けやすくなります。
男性の場合、生後産まれてから10年間ほどは、生殖能力がまだ未発達の時期で、女性の膣に挿入する陰茎の先端部(亀頭)は、必要とされないため、大切に包皮によって覆われ、保護されています。生殖が可能となる年齢になると、その成長に応じて亀頭が露出できるようになります。
亀頭を包んでいた包皮が、陰茎の根元の方に後退して亀頭が露出し、女性と交尾する際に、勃起した陰茎の先端部である亀頭が膣の内面とよく密着して、性的に外的刺激をより受けやすくなり、射精までスムーズに移行できるようになります。しかし陰茎や亀頭の形態は多様で、生殖に都合の良い方向へと機能しないことも少なくありません。
亀頭の大きさと包皮の量のバランスには個人差があり、交尾の時に後退すべき亀頭を包む包皮が、スムーズに剥けなかったり、極端な場合は射精された精液が、膣内に充分に放出されず、亀頭と包皮の隙間に溜まって残る場合もあります。亀頭が包皮で覆われたままでの交尾は、膣内部との接触感が鈍って、射精までに至る時間がかかる可能性もでてきます。また亀頭と包皮の隙間に精液が残ると、恥垢などと混ざることで悪臭の原因になったり、不衛生となることで炎症をおこすこともあります。包茎の程度によっては、包茎手術をすることで状況を改善することが可能です。

陰茎が勃起した状態にあっても亀頭が包皮に覆われている包茎は、男性の体型や亀頭の太さや長さ、包皮輪(包皮の開口部の穴)の開き具合や包皮の量、陰茎が勃起した時の硬さなど、顔の形と同じように千差万別です。セックスする際に不都合となるような包茎状態は、おおむね以下の3種類に分類されます。もし、いずれかの包茎の形態にあてはまる場合は、東京ノーストクリニックに御相談下さい。

■仮性包茎
勃起していない平常時には、亀頭を包皮が覆っています。勃起すると亀頭が露出する仮性包茎であれば、手術する必要はありません。しかし、亀頭が勃起してもほとんど皮を被った状態の重度の仮性包茎だと、亀頭が膣との接触感が阻害され、なかなか射精まで至らなかったり、余分な包皮が女性や自らの陰毛とからまり、亀頭や包皮を傷つけて炎症や化膿することもあります。このようなことが頻繁に起こるのであれば、包皮の量や包皮輪(包皮の開口部の穴)の大きさを調整する包茎手術が必要です。

■真性包茎
平常時でも勃起時においても、包皮が亀頭を覆った状態で包皮を剥く事ができない包茎であれば、真性包茎です。勃起しても包皮に亀頭が圧迫されているため、亀頭の膨らみが乏しく、細長い先細りのペニスになります。 包皮を剥いて亀頭を洗うことはできませんから、恥垢を洗い流すことが難しく、下着などに恥垢独特の悪臭が移ることになります。包皮輪の大きさを広くしたり、陰茎の根元に余分な包皮を引いて縫い合わせる包茎手術を受けることで、包茎が関わる問題を改善することができます。

■カントン包茎
陰茎が勃起していない状態では、亀頭の露出は可能ですが、包皮輪が狭いため、無理に亀頭を露出すると、包皮輪が亀頭の根元をしめつけ、包皮を元に戻すことができなくなります。カントン包茎になった状態で性行為を行なうと、血行障害で亀頭や陰茎が大きく腫れてしまい、場合によっては緊急手術する場合もあります。また包皮にキズがついて包皮炎になるケースもありますので、包茎手術の検討を考えたほうが懸命です。


全国に広がるネットワーク!最寄のクリニックを探す

このページのTOPへ