包皮炎の症状が出たとき、「皮膚科に行くべきか、それとも泌尿器科なのか」と迷う方は多いのではないでしょうか。包皮は皮膚ですが、性器の一部でもあるため、どちらに行くか悩んでしまうのも仕方ありません。 実は、包皮炎の症状や原因によって、皮膚科・泌尿器科のどちらが適しているかが異なります。ご自身の症状に合った病院を受診するためにも、判断ポイントを理解しておきましょう。 そこで今回は、皮膚科と泌尿器科それぞれの特徴や受診の目安、包皮炎の原因、予防やケアの考え方についてわかりやすく解説します。
目次
包皮炎は皮膚科と泌尿器科どちらに行くべき?

包皮炎の症状が出たとき、「皮膚のトラブルだから皮膚科?」「男性器のことだから泌尿器科?」と迷う方は多いことでしょう。包皮炎は皮膚科・泌尿器科のいずれでも診察を受けることができますが、症状や原因によって適した診療科は異なります。 ここでは、どのような場合に泌尿器科、または皮膚科を受診するとよいのかを整理して解説します。
泌尿器科が向いている場合
包皮炎の症状に加えて、排尿時の違和感や痛み、尿道からの分泌物がある場合は、泌尿器科の受診が適しています。また、性行為後に症状が出た場合や、性感染症の可能性が少しでも気になる場合も、泌尿器科での診察が適しています。 泌尿器科は、亀頭や包皮だけでなく、尿道や前立腺を含む泌尿・生殖器全体を専門的に診る診療科です。そのため、包皮炎の原因が感染症にあるのか、包茎などの構造的な問題が関係しているのかを含めて判断してもらえます。 また、包皮炎を繰り返している場合や、治療をしてもなかなか改善しない場合も、泌尿器科での受診が適しています。再発の原因まで含めた診断や、必要に応じた治療方針の提案を受けることができます。
皮膚科が向いている場合
包皮の赤みやかゆみ、湿疹などの皮膚症状が中心で、排尿時の違和感や痛みがない場合は、皮膚科の受診が向いています。洗いすぎや石けん・ボディソープによる刺激、下着の素材によるかぶれなど、皮膚への刺激が原因と考えられるケースでは、皮膚科での治療が有効なことがあります。 皮膚科では、皮膚炎や接触性皮膚炎、アレルギー反応など、皮膚トラブル全般の診断と治療を行っています。そのため、包皮や亀頭の赤みが皮膚の炎症によるものであれば、適切な外用薬などによる治療を受けられます。 ただし、症状が長引いている場合や、包皮炎を繰り返している場合、性行為との関連が疑われる場合は、泌尿器科での診察も検討しましょう。
皮膚科・泌尿器科受診前の包皮炎セルフチェックポイント
包皮炎の症状があると、「すぐ病院に行くべきか」「様子を見ても大丈夫なのか」と判断に迷う方も多いのではないでしょうか。症状の出方や体の状態によっては、受診の目安をある程度整理することができます。 ここでは、皮膚科や泌尿器科を受診する前に確認しておきたいセルフチェックのポイントを紹介します。自分の症状を客観的に把握することで、受診の判断や診療科選びの参考にしてみてください。
7つのセルフチェックポイント
包皮炎が疑われる場合は、受診前にご自身の症状を整理しておくと診察がスムーズになります。以下のポイントを確認してみましょう。
・亀頭や包皮に赤み、腫れ、ただれがある ・かゆみやヒリヒリした痛み、違和感が続いている ・白っぽい汚れや分泌物、膿のようなものが出ている ・においが強くなった、いつもと違うにおいがする ・症状が数日以上続いている、または悪化している ・性行為のあとに症状が出た、もしくは悪化した ・市販薬やセルフケアをしても改善しない
これらのうち複数当てはまる場合は、自己判断せず、皮膚科や泌尿器科の受診を検討しましょう。
セルフチェックが大切な理由
包皮炎は、原因によって治療方法が異なります。症状の出方や経過をあらかじめ整理しておくことで、診察時に状況を正確に伝えやすくなり、適切な診断や治療につながります。 また、自分の状態を客観的に把握することで、「様子を見るべきか」「受診すべきか」の判断もしやすくなります。特に、症状が続いている場合や悪化している場合は、早めの受診を考えるきっかけにもなるでしょう。 たとえば、包皮炎の症状が出る前に不特定多数との性行為があった場合は、性感染症が関係している可能性も考えられます。性感染症は自然に治ることはなく、放置すると症状が悪化したり、再発を繰り返したりすることがあります。このようなケースでは、自己判断せず、早めに泌尿器科を受診することが大切です。
注意点
セルフチェックは、診断を確定するためのものではありません。どの診療科を受診するかを判断したり、医師に自分の症状をできるだけ正確に伝えたりするための手段です。 チェック項目に当てはまるからといって自己判断で治療を行うのではなく、あくまで受診時の参考として活用しましょう。症状の内容や経過を整理して伝えることで、医師が原因を把握しやすくなり、適切な診断や治療につながります。 気になる症状がある場合は、セルフチェックの結果に関わらず、早めに医療機関を受診することが大切です。
包皮炎の原因とは?
包皮炎は、さまざまな要因がきっかけとなって起こる炎症です。一つの原因だけで発症するとは限らず、体質や生活習慣、外部からの刺激などが関係していることも少なくありません。原因を正しく理解することは、適切な治療や再発予防につながります。 ここでは、包皮炎を引き起こす主な原因について解説します。
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感染症
包皮炎の原因として多いのが、感染症です。原因となる病原体には、細菌や真菌(カビ)、ウイルスが含まれます。 洗浄が不十分な状態や、蒸れた状態が続くことで常在菌のバランスが崩れ、炎症が起こることがあります。また、性行為をきっかけに感染し、その結果として包皮炎の症状が現れることもあります。 感染症が原因の場合、症状が一時的に軽くなることはあっても、自然に完全に治ることはほぼありません。そのため、原因に応じた治療が必要です。自己判断で放置せず、症状が続く場合や悪化している場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
基礎疾患や体質
包皮炎は、基礎疾患や体質が関係して起こることもあります。 たとえば、糖尿病などの基礎疾患がある場合、免疫力が低下しやすく、細菌や真菌に感染しやすくなるため、包皮炎を発症しやすい傾向があります。 また、アレルギー体質の方や皮膚が弱い方は、わずかな刺激でも炎症を起こしやすく、包皮炎につながることがあります。体調不良や疲労が続いているときも、皮膚のバリア機能が低下し、炎症が起こりやすくなります。 このように、包皮炎は感染症だけでなく、体の状態や体質が影響して起こることもあるため、症状を繰り返す場合は生活習慣を見直すことが大切です。
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皮膚への刺激
包皮炎は、皮膚への刺激が原因で起こることもあります。 たとえば、洗いすぎや強くこする洗浄方法、刺激の強い石けんやボディソープの使用は、亀頭や包皮の皮膚を傷つけやすく、炎症を引き起こす原因になります。 また、下着の素材やサイズが合っていない場合、長時間の摩擦や蒸れによって皮膚が刺激を受け、包皮炎につながることがあります。性行為やマスターベーションによる物理的な刺激も、皮膚への負担となることがあります。 皮膚への刺激が原因の場合は、原因となる行動や環境を見直すことで症状が改善するケースもあります。違和感があるときは、過度な刺激を避け、皮膚をいたわることが大切です。
複合することも
包皮炎は、原因が一つだけとは限らず、これまで紹介した複数の要因が重なって起こることも少なくありません。 たとえば、皮膚への刺激によってバリア機能が低下した状態で細菌や真菌が繁殖し、感染症を併発するケースもあります。 また、基礎疾患や体質によって免疫力が下がっているところに、蒸れや洗浄不足といった環境要因が加わることで、症状が悪化したり、治りにくくなったりすることもあります。 このように、包皮炎は複合的な原因によって起こることがあるため、表面的な症状だけで判断せず、原因を見極めたうえで適切な治療を受けることが大切です。
包皮炎になりやすい人の特徴
包皮炎は、誰にでも起こり得る身近なトラブルですが、生活習慣や体の状態によって発症しやすい傾向があります。ここでは、包皮炎を起こしやすい人に見られる主な特徴を整理して解説します。
衛生を保てていない
包皮炎になりやすい人の特徴として、亀頭や包皮の内側を十分に清潔に保てていないことが挙げられます。 皮脂や恥垢がたまった不衛生な状態が続くと、細菌や真菌が繁殖しやすくなり、包皮に炎症を起こしやすくなります。 洗浄の回数が少ない場合だけでなく、汗をかいたあとにそのままにしてしまう習慣や、蒸れやすい状態が続くことも影響します。清潔を意識しているつもりでも、洗い残しがあると包皮炎につながることがあるため、日常的なケアの見直しが重要です。
基礎疾患や体質に不安がある
基礎疾患や体質に不安がある人も、包皮炎になりやすい傾向にあります。 たとえば、糖尿病などの基礎疾患があると免疫力が低下しやすく、細菌や真菌に感染しやすくなります。そのため、包皮炎を発症しやすいのです。 また、アレルギー体質の方や皮膚が弱い方は、わずかな刺激でも包皮が傷つきやすく、そこから炎症を起こして包皮炎につながることがあります。 さらに、仕事が忙しいことから体調不良や疲労が続いている場合も、皮膚のバリア機能が低下し、包皮炎の症状が出やすくなることがあります。
誤った自慰行為・性行為
亀頭や包皮に強い刺激を与えるような、誤った自慰行為や性行為をしている人も包皮炎になりやすい傾向にあります。 強い摩擦や無理な動きを性器に加えてしまうと、皮膚に細かな傷がつき、炎症を引き起こしやすくなります。その部分から細菌や真菌が入り込むことで、包皮炎を発症することもあります。 また、性行為の際にコンドームを使用しない場合は、感染症のリスクも高まります。亀頭や包皮に負担をかけない行為を心がけることが大切です。
包茎である
実は包茎も、包皮炎を引き起こしやすい人の特徴の一つです。 包茎の状態は、亀頭が包皮で覆われているため内部が蒸れやすく、皮脂や恥垢がたまりやすい構造になっています。その結果、清潔を保ちにくく、細菌や真菌が繁殖しやすい環境になり、包皮炎を繰り返しやすくなってしまうのです。 また、包茎だと包皮を剥いて亀頭を洗いにくいため、洗浄が不十分になりやすい傾向にあります。そのため、炎症が慢性化したり、症状が長引いたりすることもあります。特に、真性包茎の場合は包皮を十分に剥くことができず、日常的なセルフケアだけでは清潔を維持するのが難しいため、包皮炎にかかりやすい傾向にあります。 包皮炎を何度も繰り返している場合は、セルフケアだけで対処しようとせず、包茎そのものへの対応を含めて検討することも大切です。
包皮炎リスクを軽減する予防やケアの考え方
包皮炎は、日常のケアや生活習慣を見直すことで、発症や再発のリスクを軽減できることがあります。治療だけでなく、予防の視点を持つことも大切です。 ここでは、包皮炎を防ぐために意識したい基本的な考え方を紹介します。
できる限り清潔な状態を保つ
包皮炎リスクを軽減するためには、亀頭や包皮を清潔な状態に保つことが基本です。 入浴時には、汚れや恥垢をやさしく洗い流し、洗い残しがないようにしましょう。特に、包皮の内側やシワの部分は汚れが残りやすいため、力を入れず丁寧に洗うことが大切です。 また、洗浄後に水分が残ったままの状態は蒸れにつながりやすく、細菌や真菌が繁殖しやすい環境になります。洗ったあとはしっかりと水分を拭き取り、通気性を意識して適度に乾燥させましょう。
免疫力を高める
免疫力が低下すると、細菌や真菌に感染しやすくなり、包皮炎のリスクも高まります。そのため、日頃から体調管理を意識することが大切です。 十分な睡眠を取ることや、栄養バランスの取れた食事を心がけること、過度な疲労やストレスをため込まないことは、免疫力の維持につながります。体全体のコンディションを整えることが、包皮炎の予防にも役立ちます。
アレルゲンを排除する
包皮炎の原因として、アレルギー反応や刺激物が関与していることもあります。 たとえば、石けんやボディソープ、洗浄力の強いデリケートゾーン用製品が肌に合わず、炎症を起こしてしまうケースです。 また、下着の素材や洗剤、柔軟剤が刺激となり、皮膚トラブルにつながることもあります。赤みやかゆみが出やすい場合は、低刺激の洗浄剤を選ぶ、通気性のよい下着に替えるなど、肌に触れるものを見直すことが大切です。 なお、食品そのものが直接包皮炎を引き起こすわけではありませんが、アレルゲンとなる食品を摂取することで体調を崩したり、免疫力が低下したりする可能性は否定できません。免疫力が落ちた状態では炎症が起こりやすくなるため、体質や体調管理も含めて意識することが、包皮炎の予防につながります。
自慰行為や性行為を見直す
包皮炎リスクを軽減するためには、自慰行為や性行為の内容を見直すことも大切です。 強い摩擦を伴う自慰行為や、無理な動きのある性行為は、亀頭や包皮の皮膚に負担をかけ、炎症や細かな傷を招く原因になります。 また、皮膚が傷ついた状態では、そこから細菌や真菌が入り込みやすくなり、包皮炎につながることがあります。性行為の際は無理のない行為を心がけるとともに、感染症予防の観点からコンドームの使用を心がけましょう。
包茎改善も検討する
包茎の改善も、包皮炎リスクの軽減につながります。 包茎は、亀頭が包皮で覆われている構造上、蒸れやすく汚れがたまりやすく、包皮炎を繰り返しやすい要因の一つです。日頃から清潔を意識していても、構造的な理由で炎症を起こしやすい状態が続くことがあります。 また、包茎は包皮炎だけでなく、早漏・遅漏といった性生活への影響や、見た目に対するコンプレックスなど、さまざまな悩みにつながることもあります。包皮炎を繰り返している場合や、包茎そのものに悩みがある場合は、包茎改善を検討することも一つの選択肢といえるでしょう。
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まとめ

今回は、包皮炎になった場合に皮膚科と泌尿器科のどちらを受診すべきか、その判断ポイントや原因、予防・ケアの考え方について解説しました。 包皮炎は、感染症や体質、皮膚への刺激など、さまざまな要因によって起こります。症状の内容や経過によって適した診療科は異なるため、自己判断せず、状態に応じて受診先を選ぶことが大切です。 包皮炎を繰り返している方や、セルフケアで改善しない場合は、包茎が関係していることもあります。包茎は清潔面や見た目、性生活の悩みにもつながりやすい状態です。 東京ノーストクリニックでは、包茎治療を専門に行い、一人ひとりに合った治療を提案しています。包茎でお悩みなら、お気軽にご相談ください。


