ほとんどの男性が一度は「おしっこの飛び散り」を経験したことがあるのではないでしょうか。「どうして飛び散るの?」「おしっこの飛び散りを防ぐのはどうすればいい?」と疑問をお持ちの方も多いことでしょう。 今回は、おしっこの正常な出方、飛び散ってしまう原因とその対策を解説します。
おしっこの正常な出方
まずは、正常なおしっこの出方とはどのようなものなのか解説していきます。 正常な排尿とは、おしっこの線である尿線に太さがあり適度なカーブを描きながら途中で途切れることなく、一定の勢いで尿が出ている状態のことです。尿量は1回の排尿で多少の前後はあるものの、缶コーヒー1~2本分程度が目安とされます。排尿時には尿道や膀胱に痛みや違和感がないのが正常な状態です。お腹に力を入れる、いきむなど特別なことをしなくても、一定の勢いでスムーズに尿が出ていれば、尿線はしっかりと太さが出ます。
おしっこが飛び散る原因
では、おしっこはなぜ飛び散ってしまうことがあるのでしょうか。以下で、おしっこが飛び散る原因をいくつかご紹介します。
尿道がくっついている
おしっこが飛び散る原因として考えられるのが、尿道がくっついていることです。 尿道口の手前あたりには、舟状窩(しょうじゅうか)というやや膨らみのある部分があります。膀胱から尿道を通ってきた尿は、この舟状窩によって加速を与えられ、勢いよく放出します。これは、庭に水をまく際にホースの先端をつまむと水が勢いよく出るのと同じ原理が働いています。 舟状窩は粘膜でくっついていますが、尿の勢いが弱いとくっついたままになってしまうことがあります。この状態だと、おしっこが尿道から2つに分かれてしまい、飛び散りやすくなるのです。たとえば、起床時におしっこが飛び散ってしまうという場合は、舟状窩がくっついてしまっているからと考えられます。また、舟状窩ではなく尿道口付近が汚れていてくっついてしまっている場合も、同じ理由でおしっこが飛び散りやすくなります。
前立腺肥大の影響
前立腺肥大もおしっこが飛び散る原因になります。 前立腺は膀胱の出口側にあり尿道を取り囲むようにある臓器です。そのため、前立腺が肥大してしまうと膀胱や尿道が刺激されてしまい、おしっこの回数が増えやすくなります。おしっこの回数が増えれば、一回に排出される尿量が減って排尿時の勢いも弱くなります。その結果、正常な出方である1本の尿線になりにくくなり、おしっこが飛び散りやすくなります。 おしっこの回数が多い、残尿感を得やすい、おしっこの勢いが弱いといったことが続いているようでしたら、前立腺肥大の可能性もありますので検査してみましょう。
包茎である
おしっこが飛び散る原因として、包茎も考えられます。 包茎とは、陰茎よりも長い包皮が亀頭を覆ってしまっている状態のペニスのことです。包茎だと尿道口を包皮が塞いでしまいやすくなります。尿道からはまっすぐおしっこが出ていたとしても、包皮にぶつかることで分散されてしまい、結果的におしっこが飛び散りやすくなります。また、尿道口と包皮が癒着してしまい、そもそもまっすぐ飛ぶ状態ではない場合もありえます。 このようなことから、包茎の場合はおしっこが飛び散りやすい傾向にあるといえます。
おしっこが飛び散らないようにする方法
おしっこが飛び散ってしまうと、床を汚してしまったりズボンを濡らしてしまったりします。おしっこが飛び散らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。以下で、おしっこの飛び散りを抑える方法をいくつかご紹介します。
しっかり狙って距離を保つ
排尿時に、便器をしっかり狙って適度な距離を取るようにしましょう。 前述の通り、適度に太く途切れない1本の尿線であることが、おしっこが正常に出ている状態です。しかし、尿道口から1本の尿線であったとしても、一定の距離から尿は滴状になってしまいます。滴状になるとおしっこは便器から外れやすくなりますので、尿線の状態で便器に落とすことが大切です。 尿線の状態で便器に入れるためには、滴状にならない程度に便器との距離感を保つことが大切です。そして尿線の放物線を意識して狙いを定めておしっこをしてみましょう。
尿量を意識する
尿量や勢いも意識してみましょう。 尿量が少ないまたは排尿の勢いが弱いと、おしっこは飛び散りやすくなります。適度な尿量を確保するためには、排尿を無理なく我慢して膀胱におしっこを溜めてから行うとよいでしょう。心地よく飛び散らないおしっこをするには、頻尿習慣を改善するために、おしっこをある程度溜めることを意識してみてください。
座って排尿する
座っておしっこをすれば、おしっこの飛び散りを防げます。 便器に座れば尿道口と便器の位置が近くなりますので、尿線が滴状になりにくくなります。尿線も一定の角度で安定しやすくなりますので、飛び散りにくくなることでしょう。もし尿量が少なく勢いが弱い場合でも、座っていれば便器の外におしっこを飛び散らすことはなくなります。
包茎手術をする
包茎手術もおしっこの飛び散りを防ぐのに有効です。 包茎手術をすれば、包皮がおしっこの出口である尿道口を邪魔しなくなります。また、ペニスの清潔も保ちやすくなりますので、尿道口がくっついてしまうことも少なくなるでしょう。このようなことから、尿線もしっかり出やすくなって、おしっこの飛び散りを防ぎやすくなるわけです。
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まとめ
今回は、おしっこが飛び散る原因とその解決法について解説しました。 おしっこが飛び散る原因は、尿線がしっかり出ないことにあります。尿量が少ない・勢いが弱いといった場合、尿線が出にくいのでおしっこは飛び散りやすくなってしまいます。また、包茎の場合は包皮が尿道口からの排尿を邪魔してしまいますので、おしっこを飛び散らせやすいです。見た目や衛生面、性生活上の悩みにもつながりますので、包茎でお悩みでしたら東京ノーストクリニックにご相談ください。