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糖尿病が原因でペニスが痛いときの治し方と亀頭包皮炎の種類

糖尿病の方はペニスの病気を発症しやすいということ知っていますか。実は、糖尿病によるペニスの病気が原因で性行為が満足にできなくなってしまった方は多くいます。糖尿病が引き起こすペニスの病気や亀頭包皮炎の種類と症状、予防方法などについて詳しく説明しているので、ペニスの調子が悪いと感じている糖尿病の方はチェックしていきましょう。

糖尿病がなりやすいペニスの病気

糖尿病は血液中の糖分が多い状態で、動脈硬化や血流障害などが起こりやすい状態です。血流が悪いと身体にはさまざまな変化が起こりますが、血液がたくさん集まるペニスも影響を受けてしまい、病気の発生も避けられません。

亀頭包皮炎

糖尿病で亀頭包皮炎になる男性は多くいます。あまり知られていないかもしれませんが、よくある糖尿病の合併症です。糖尿病になると、免疫機能が低下しますが、性行為やマスターベーションでペニスに小さな傷がつくと、細菌が侵入して亀頭や包皮が炎症を起こしてしまうのです。炎症が進むと、排尿や性行為のときも痛みが出るようになります。 恥ずかしがって病院に行かず、亀頭包皮炎を自分で治そうとしたり放置したりする方もいますが、炎症が悪化するとカントン包茎や陰茎がんになる可能性があるため医療機関で早めに診てもらいましょう。

包茎

包茎は先天的なものが多いのですが、ときに生活習慣が原因となって包茎になることがあります。糖尿病になると血液中の糖分が多くなり、全身に糖分が多く運ばれて糖化が起こります。糖化は包皮にも及んで老化を進ませていき、表面がカサカサと乾燥して柔軟性がなくなります。 硬くなった包皮をマスターベーションなどで触っていると切れたり裂けたりして、小さな炎症でも繰り返しているうちに包皮が硬くなっていき、包皮口もどんどん狭くなって亀頭が出せなくなり真性包茎へと悪化することもあります。

ED

血糖コントロールが悪い状態が続くと、勃起障害が起こりやすくなります。勃起や射精には大量の血流と神経からの性的刺激が必要です。高血糖状態が続くと神経障害と血流障害が起こりやすく、勃起や射精がコントロールできなくなってしまうのです。また、血流障害が起こると、ペニスに流れる血流も滞ってしまい勃起しても硬さが足りない状態になります。 糖尿病性のEDもバイアグラなどで改善できますが、重度の糖尿病には効きにくいため血糖を低くして予防することが大切です。

陰茎壊死

重度の糖尿病になると血流障害が起こって足の先が壊死することがありますが、同じように陰茎でも壊死を起こすことがあります。ただし、陰茎にはたくさんの動脈が通っており、たくさんの血液が配給されるため非常に稀です。

亀頭包皮炎の種類と特徴

亀頭包皮炎で炎症が起こる原因はさまざまですが、ペニスが不衛生な状態になっていると細菌や真菌などに感染しやすくなります。それぞれの亀頭包炎の特徴と発症する原因について説明するので、自分のペニスの状態と見比べてみましょう。

糖尿病性亀頭包皮炎

高血糖状態によって皮膚の硬化が進み、引き起こされるペニスの炎症を「糖尿病性亀頭包皮炎」といいます。毛細血管が狭くなって動脈硬化が起こると、血流が悪くなって包皮などぺニスの組織の弾力がなくなっていきます。硬い皮膚で覆われたペニスが勃起すると、皮膚の表面が裂けたりひび割れたりして炎症を起こします。糖尿病性包皮炎は、ほかの包皮炎と比べると治りにくいのが特徴です。

細菌性亀頭包皮炎

細菌性亀頭包皮炎は、身体の常在菌である「黄色ブドウ球菌」や「大腸菌」などに感染して発症します。通常なら細菌同士がバランスを取り合っているため増殖して悪さをすることはほとんどありませんが、亀頭や包皮が不潔になっていると人体にとって有害な細菌が増殖して、痛みや赤みなどの症状を発症します。 清潔にしようとして洗い過ぎると、皮膚を傷つけてしまうことがあります。よくマスターベーションをする方や、真性包茎の方は発症しやすいので注意しましょう。

カンジダ性亀頭包皮炎

カンジダというカビに感染して炎症を起こしているのが「カンジダ性亀頭包皮炎」です。自分のカンジダ菌が増殖している場合もあれば、性交渉によってカンジダ膣炎の相手から感染することもあります。免疫力が低下すると発症しやすく、身体の表面にあるカンジダが異常に増え過ぎることで発症します。

亀頭包皮炎の症状から見分ける方法

亀頭包皮炎には種類がありますが、症状には共通点が多く専門医でなければ見分けるのが難しいほどです。とくに細菌性亀頭包皮炎とカンジダ性亀頭包皮炎は、赤みの程度やカサカサ感、皮が剥けるなどに多少の違いがある程度で、大きな違いは見られません。赤みや痛み、痒みなどの軽い症状では医師でも見分けるのが難しいこともあり、細菌培養検査による診断が確実です。 細菌検査は結果が出るまでに数日かかります。検査結果を待っている間にも症状が進まないよう、炎症を抑える薬を使って対処します。しかし、薬の相性によっては効果がないどころか赤みや腫れ、痛みなどの症状を悪化させてしまうことがあり、慎重に見ていくことが必要です。 糖尿病性亀頭包皮炎は包皮が硬くなっていて、見た目にも包皮がゴワゴワしています。ひび割れや裂けている部分に炎症があり、免疫力が低いことが影響して炎症が悪化するスピードが早いです。塗り薬を塗ってもなかなか改善できないこともあり、完治まで日にちがかります。 何にせよペニスが痛いときには適した治療を早めに行うことが大切です。必ず医師に診察してもらうようにしましょう。

糖尿病で起こった包皮炎は軟膏で治らない?

細菌性の亀頭包皮炎では、炎症を引き起こしている原因菌に対抗できる内服薬や塗り薬を使用します。細菌には抗生物質、カンジダには抗真菌剤です。もし違う種類の薬を使用すると悪化する可能性があるため、自己判断で市販の薬は使用しないようにしましょう。 皮膚炎にはよくリンデロンなどステロイドを含んだ軟膏が使われますが、ステロイドは細菌を増やしてしまうため、痛みや痒みは落ち着いても完治はできないのです。そのあとに、細菌の種類に合わせた効果的な薬剤を使用します。 糖尿病性の包皮炎はすぐに治せるものではなく、悪化してしまうと性行為ができなくなってしまうこともあります。糖尿病の人は感染症にもかかりやすく、細菌やカンジダに感染しているケースでは並行して治療を行います。ただ、塗り薬で炎症症状を改善することはできますが、血糖がコントロールできなければ根本的な治療方法にはなりません。糖尿病そのものを治すのは時間もかかるうえ難しいでしょう。 亀頭包皮炎にかかると、恥ずかしくて病院では相談できないという方がいます。しかし、糖尿病があると自力では治すのが難しく、痛みや痒みを我慢しながら日常生活を続けるのはかなり大変です。男性器を専門にしている医療機関なら、受診を恥ずかしがることはありません。自分で判断したり放置したりせずに早めに治療しましょう。

糖尿病でも亀頭包皮炎は予防できる!

糖尿病性の亀頭包皮炎を予防するためには、まず血糖のコントロールを行うことが大切です。血糖値が安定してれば、包皮が硬化するスピードを遅くできます。また、ほかの亀頭包皮炎を予防する際にもいえることですが、包皮をおろして毎日丁寧に洗いましょう。 せっかく痛みや痒みなどの症状が改善しても、ペニスを清潔にすることができていないと亀頭包皮炎は何度でも繰り返します。炎症をたびたび繰り返してしまう場合には、包皮口が硬くなって真性包茎になってしまう前に、男性器を専門にしている医療機関で一度診察を受けておくと安心です。 もう二度と亀頭包皮炎になりたくないと感じている方や、糖尿病で亀頭包皮炎を繰り返して悩んでいる方は、包茎手術を専門にしている医療機関に相談しましょう。お悩みやケアの方法についてもやさしく相談に乗ってくれるはずです。どうしても恥ずかしさがぬぐえない間は電話相談を利用してみましょう!

監修者情報

東京ノーストクリニック田中泰吉総医院長

監修者 田中泰吉

東京ノーストクリニック 総院長

最終学歴
昭和49年 大阪医科大学医学部卒業
昭和49年 医師国家試験合格
職歴
平成02年 田中クリニック 開院
平成13年 東京ノーストクリニック 開院
平成24年 東京ノーストクリニック 総院長就任
平成27年 東京ノーストクリニック 梅田院 非常勤就任
著書
男のためのノースト最強治療法 | 田中泰吉 (著)

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