包茎にはさまざまなデメリットがありますが、包茎の程度や年齢によってはそれほど問題に感じてない方もいます。性生活でコンプレックスを感じやすいのは10~20代の若い世代ですが、包茎は年齢が上がるにつれて健康面でデメリットを感じるようになります。本記事では、包茎によって生じるデメリットを解説します。治療が必要なケースや、受診する時期を判断するひとつの材料としてもお役立てください。
包茎のデメリット

包茎はイメージ的にあまり良い印象を受けませんが、健康面でも被害を及ぼすことがあります。性行為でも不具合が起こりやすく、女性関係から精神状態に悪い影響を与えてしまう可能性もあります。
包茎が及ぼす健康上のリスク
包茎は包皮の内側に恥垢がたまりやすく、汚れが蓄積すると悪臭がしたり、細菌やカビが増殖して包皮や亀頭が炎症を起こしたりします。ときには痛みやかゆみなどを引き起こすため、内服治療が必要になります。逆に洗いすぎると刺激が炎症を起こすこともあり、衛生管理が難しいというのが包茎の特徴の1つです。 炎症が尿道や膀胱、腎臓などにも広がるケースがあり、不妊症の原因にもなります。炎症を繰り返すばかりか包茎は陰茎がんの発症率が上がるとも言われています。 また性行為によって性感染症にかかるリスクもあります。包茎は包皮と亀頭の間に性病の原因となる菌やウイルスが入り込みやすく、洗い落としにくい状態です。いつの間にか感染症に罹患してしまう場合もあり、性行為によって女性が感染すると子宮頸がん、不妊症などにもつながる危険性が高くなります。
包茎で起こりやすい性行為の問題
不衛生な状態になりやすい包茎男性は独特の悪臭が発生するため、女性からオーラルセックスはおろか挿入も嫌がられる可能性があります。 仮性包茎は普段から包皮によって亀頭が守られているため刺激に敏感です。包茎でないペニスよりも挿入したときの刺激が強く感じられ、早漏になりやすい傾向にあります。包皮口が狭い仮性包茎では、性行為中に痛みや出血を伴うこともあり、真性包茎へ悪化したりカントン包茎になったりと危険性もはらんでいます。 真性包茎のように包皮が剥けないペニスは、逆に包皮が邪魔をして亀頭などの性感帯に刺激が伝わりにくくなります。男性は勃起した状態を維持することや射精そのものが困難となり、性的機能に障害が発生します。正常な性行為ができないと、女性との関わりから失敗経験が積み重なってコンプレックスにつながります。
包茎による精神的なダメージ
包茎の男性の中には、包皮をかぶったペニスが子どものペニスのように、小さく未発達に見えて恥ずかしいと感じる人がいます。とくに真性包茎は包皮の締め付けがきつく、ペニスや亀頭が成長するのを妨げてしまいます。 ペニスや亀頭のサイズが小ぶりだと、温泉などでほかの男性と裸の付き合いができないという悩みを持つ方もいます。自分の男性器に対して見た目や機能に劣等感を持つと、自分の存在にも自信がなくなってしまいます。 包茎がもたらす精神的な影響は人との関わりに距離をおいてしまったり、女性との恋愛関係に積極的になれなかったりなど、人生にも多大な影響を及ぼしかねません。精神面への悪影響が続くと、勃起障害や射精障害に発展するケースも少なくないため見逃せない問題です。
真性包茎やカントン包茎は治療が必要

真性包茎とカントン包茎の人は健康面や機能面でのデメリットが大きく、治療することで大きく生活状況が改善します。痛みや費用を気にして自力で治そうとする方もいますが、完全に治すには手術が必要となります。カントン包茎は亀頭が壊死してしまう可能性があるので、カントンしたら早く医療機関を受診しましょう。
包茎手術なら改善できる
包茎はその原因を解消しなければ治すことはできません。包茎の相談をするのが恥ずかしい方や、高額の治療費を請求されるかもしれないと心配している方もいますが、ただ治すだけであれば、どちらの場合も健康保険を使用して治療ができるため手術にかかる費用は数万円程度です。手術は医師の管理の下で行われます。安全性が高く包茎の状態を改善できます。
包茎手術の痛みは大丈夫?
真性包茎もカントン包茎も手術には局所麻酔を使用します。手術中や手術直後は麻酔の効果で痛みを感じることはほとんどありません。ただし、局所麻酔の際に針を刺して麻酔剤を注入する痛みはあります。術後の痛みはそれほど強くないので痛み止めの服用で過ごせる程度です。手術後は消毒や包帯の巻き直しを行いながら、安静にして過ごしていれば痛みが強くなるということはありません。
包茎を自力で治すのはNG!
包茎矯正器具は包茎を治す道具ではなく、ただ包皮を剥く目的で使用する器具です。自力で包茎を治すために包茎矯正器具を購入するのは、医学的にはおすすめできません。医療器具でもないので安全性に疑問があります。無理に包皮を剥くと真性包茎の悪化やカントン包茎を起こす場合があり、手軽で安いので試しやすいのですが大きなリスクを伴います。
仮性包茎でもデメリットが強い人は治療すべき

仮性包茎は治療しなくて良いケースがほとんどですが、今デメリットを感じているなら、治療によってたくさんのメリットを感じられるはずです。とくに締め付けのある仮性包茎はカントンを起こす可能性があるため、早めに相談しておきましょう。 デメリットの感じ方は、包茎の程度やその人の感じ方によっても異なりますが、性行為でショックな出来事があった方は精神的なダメージが大きく、緊張や不安から早漏やEDになる人もいるほどです。コンプレックスで自分に自信が持てずにいる方は、手術で包茎が治ると悩みが晴れて、性生活以外の普段の生活でも自信がついてイキイキとしてきます。 若い頃はそれほど生活に支障がなかった方も、40代50代と年齢を重ねるにつれて免疫力が衰えて炎症を起こしやすくなります。また、手術の傷の治りも遅くなり、キレイに傷を治すことが難しくなるため、早めに治療しておけば老後の生活も安心です。
包茎で受診する目安は?
包茎にそれほどデメリットを感じていない場合でも、自分の包茎の程度を知っておくためにも一度受診しておくと安心です。受診するタイミングは気になったときでかまいませんが、10代まではある程度の目安があります。 ■子どもの場合 赤ちゃんの時期はほとんどの人が真性包茎で、亀頭と包皮がくっついた癒着(ゆちゃく)状態になっているため包皮は剥けないのが普通です。亀頭と包皮の間に徐々に垢がたまって、4歳頃になれば自然と癒着が剥がれていきます。癒着がなくなれば、皮膚科や泌尿器科で真性包茎の診断が可能になります。 一般的に10歳頃には包皮が剥けるようになりますが「おしっこのときに包皮が膨れる」「おしっこが広がって出てくる」「おちんちんの先が頻繁に痛く・かゆくなる」場合には重度の真性包茎が疑われます。小児科や泌尿器科などの医療機関を受診して相談しましょう。 ■思春期以降 自分のペニスが真性包茎と似ている場合には、ペニスが成長期を終えた18歳以降に一度受診してみましょう。包茎で自信が持てないことが原因で性行為での失敗が重なると、EDなどの発症にもつながります。仮性包茎でもすでに包茎によって多くのデメリットを感じているなら、早めに医療機関に相談に行くべきです。
まとめ
真性包茎もカントン包茎も健康面や性生活のデメリットが大きく、治すだけなら健康保険で治療が可能で、費用も数万円程度です。治療は手術が基本ですが、痛みは麻酔や内服薬を使用することでほとんど感じません。仮性包茎でもデメリットを抱えているなら治療で改善できます。今後、衛生的な管理が難しくなりそうなら治療も検討してみましょう。 ノーストクリニックの包茎手術は治療に加えて術後の見た目にもこだわっています。保険適用の治療では包茎を治したことがまる分かりの見た目になってしまいますが患者様に合わせた手術を行うので自然な仕上がりになります。 またアフターケアがしっかりしているから、入院・通院も不要です。手術には吸収糸を使用しており、2~3週間かけて体内に自然と吸収されて抜糸が必要ありません。手術によるメリット・デメリットもしっかりと説明いたしますので、包茎手術による費用や痛みが心配な方は無料カウンセリングで話を聞いてみませんか。